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こんにちは。編集部の原です。以前に古い戸籍を集めて自分の家系図をたどった話(記事はこちら)の続編です。現存する最古の戸籍を手に入れることができ、8代上までさかのぼることができ暫くその余韻に浸ること早2年。先祖の菩提寺にはそれよりも先代の名前が記された「過去帳」というものが存在するはずだ、と思うようになりました。
家系図づくりで巡り会った遠い親戚の「原さん」に電話をして、先祖の菩提寺はどこのお寺なのか聞いてみようか、どうしようかと迷い、忙しさにかまけて時間だけが経過していきました。
年末のある日、ふと仕事が一段落して手持ち無沙汰になると、ようやく「原さん」に電話を掛ける意思が湧いてきました。
私:「ご無沙汰しております。以前、家系図の時にお世話になった遠い親戚の原です。今日はもっと上の代の先祖のことを知りたくてお電話を差し上げました。先祖の菩提寺はどこのお寺なのかご存知でしょうか?」
原さん:「ああ、それはね。ここから近くにある有名なお寺で『岩松院』というところです。ほら、天井に葛飾北斎が描いた『八方睨み鳳凰図』があるお寺ですよ。私はそこのお寺の世話人をやっているので、住職さんに連絡をする際は私のことを言ったら良いと思います」
とのことでした。「原さん」にお礼を言って電話を切り、すぐに『岩松院』にメールを送ると、その日のうちに住職さんからご丁寧な電話を頂戴しました。
住職さん曰く「私の先代くらいまでは檀家の要望があれば過去帳を開示できたのですが、今は曹洞宗本部から開示はしないようにと指導を受けており、お見せすることができないのです。大変申し訳ありません」とのことでした。
過去帳を見ることはできませんでしたが、いつか子供たちを連れて『八方睨み鳳凰図』の見学と先祖のお墓にお線香を供える日がくることがひとつの楽しみとなりました。
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