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自分史づくり最初の準備まとめ記事

自分史づくりを決意したら、まず取り掛かる事

自分史を作ることを決めたのだけれども、一体何を書けば良いの?何から取り掛かれば良いの?と考えてしまう方もいるかも知れません。 この記事では、自分史づくりを決意した方のために、まずは何をすれば良いのか、何を書けば良いのかをお伝えします。

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題材や体裁は自由なのが自分史 

「自分史」と聞くと、幼少期から始まり、学生時代、新社会人時代を経て仕事のベテランとなり、やがて定年退職、そしてセカンドライフと時系列に沿って内容が構成されているものを想像しがちです。 しかし、それだけが自分史の形ではありません。自分史の形態には決まりやルールがなく、自由な形式で書いて良いのです。取り上げる題材やテーマは人それぞれです。 

幼少期や学生時代の内容は書かずに、キャリアにフォーカスして、新社会人から始まる自分史もありますし、仕事や家族のことには一切触れずに「趣味」だけを題材としたものも立派な自分史です。 
ここでは、いくつか自分史の題材や体裁を紹介したいと思います。 

  1. 生涯記録として 

    出自・生立ちに始まり、故郷や家族、幼少期の思い出や、学生時代の同級生や恩師のこと、恋愛や新社会人生活について、結婚・出産・子育て、キャリアや仕事感、趣味や旅行の記録、教訓や座右の銘、家族との絆、そしてセカンドキャリアについてなどを時系列で書き記していくタイプの自分史です。

  2. 家族史として 

    自分を基軸として、祖父母・父母・配偶者・子ども・孫・親戚・ペットとの関係やエピソードを書き記した自分史です。自分とそれぞれの人との関わり方や関係性を時の流れと共に綴ります。家系図や関係性を表した図なども入れると分かりやすくなります。 

  3. 私小説のような半生記として 

    人生のとある時期や、一部の特別な経験にフォーカスして、心が揺さぶられた印象深いことだけ構成して綴った自分史です。 友人や恋人との関係だったり、留学経験、闘病記だったりをその経験が今現在の自分にどのように影響しているかを書き記したものです。 

  4. 仕事史・キャリア史として 

    「社史」は会社全体の歴史の記録であり、創業から現在に至るまでの経営の流れが時系列的に記されています。それに対して、「仕事史」はその会社の一事業部の一個人のキャリアの記録です。どんな商品や技術を開発したかとか、営業未経験者が営業部長に昇り詰めるまでとか、生涯総務部で会社の業務効率化システムの構築に携わった、商品開発と営業戦略の板挟みを上手く調整した、同僚との軋轢や上司部下との葛藤などなど、自分自身が会社人として仕事に携わった出来事を書き記した自分史となります。 

  5. 作品集として 

    俳句や絵を描くこと、陶芸でろくろを回すこと、手芸などが趣味の人は、その作品たちを一冊の本としてまとめれば、立派な自分史となります。作品ごと写真と共に作った年代や素材、解説などを付け加えると良いでしょう。 

  6. コレクション集として 

    「趣味の自分史」としては、長年、収集してきたコレクションをまとめた自分史もオススメです。切手や陶磁器、美術品、昔ながらの玩具などの他に、歴代の愛車やワインのエチケット(ラベル)まで、様々な収集品のアルバムがあなたの自分史になります。品物ひとつひとつへの想い入れも書き入れましょう。 

  7. 旅行記・滞在記として 

    日本列島自転車一周、客船で世界一周など紀行文や旅行記も自分史となり得ます。また、海外駐在で数年間暮らした国での出来事など滞在記も良いでしょう。その土地で出会った人との思い出や、ハプニング、自分が生まれ育った土地・国との違いなどを書き綴ると厚みがでます。 

  8. 同好会・OB会・サークル活動記として 

    スポーツや趣味、ボランティア活動などグループ単位で自分史を作れば、「私たち史」「我ら史」「自分たち史」「みんな史」の完成です。それぞれのグループにおける役割や活躍の様子を綴ったり、グループ発足の経緯やその歴史を書き記したりしたものです。 また、これらは人数が多いため、印刷製本をする上では、費用を分担できるのが強みですし、文章を数ページずつ手分けして編纂すれば、労力や時間の負担も減ります。

  9. 地図の自分史 

    自分が生まれ育った町、学生時代に恋人と歩いた街、仕事で滞在していた県、家族と人生の大半を過ごした町など、その「エリア」での思い出や出来事をベースに、その「エリア」が時代と共にどのように変化していったのかを描写したのが「地図の自分史」です。 

  10. ビデオ映像・録音ラジオの自分史 

    自分史は何も、文章・書籍の形だけではありません。スマートフォンで撮影した映像を編集した「観るビデオ映像の自分史」だったり、録音した音声だけの「語り掛けを聴く自分史」だったり、も考えられます。 技術の発達により、スマートフォン内のアプリを使用すれば、携帯電話内で映像や音声の編集ができてしまう世の中になりました。 編集したビデオ映像はYouTubeなどの動画サイトに、音声はPodcastなどのネット上の音声メディアにアップロードして保存することも可能です。 

  11. 日記つぶやき風の自分史 

    日々書き記した短い日記や、ツイッターなどでつぶやいたことを編纂し、「今日の昼はこれを食べた」など写真と共にまとめた自分史です。一文章が短いため、ユーモアのセンスやネタの面白さが光ることでしょう。また、読み進めていく内に、過去の一文章との関係性が紐解かれていく書き方も面白いかも知れません。 

  12. 保存記録と自分の間にあるもの「アーカイブ自分史」

    震災や戦争、地域がどのように移り変わっていったか、そのような記録と共に、それが自分とどのように関連していたかを書き記したものが「アーカイブ自分史」です。また、その経験が今の自分にどのように影響しているかも綴られることにより、記録だけではなく、自分史の一面も持つことになります。  

題材集めや準備について

①「自分史計画表」作成のススメ 

「自分史を作ること」を決めたら、まずはどういった自分史を作りたいかを文書に落とし込み、可視化してみませんか?可視化することにより、自分史を作る意義や目的、完成までの作業で必要なことなどが明確になります。この「自分史計画表」を最初の指針として、自分史づくりをスタートしましょう。 

自分史計画表

こちらに「自分史計画表」の用紙をEXCEL形式でダウンロードできるようにしてありますので、是非ご活用ください。 

断捨離私物整理で資料を収集 

人間の記憶は物品と結び付けられているとも言います。断捨離をしている際、棚や押し入れから懐かしい物が出てきて手に取ると、突然当時の記憶が蘇ることがあります。これらのことからも断捨離や私物整理は自分史を書くためのネタ集めに効果的と言えます。 

自分史ネタに繋がる身近な物 
■写真アルバム ■日記・手帳・メモ ■コレクション・収集品 ■家計簿・明細 ■新聞・雑誌の切り抜き ■手紙・年賀状・恋文・絵はがき ■旅行の記念品(お土産・地図・ガイドブック・チケット・パンフレットなど) ■社内報・作業日誌・社史 ■卒業アルバム・学級新聞・同窓会しおり ■賞状・メダル・トロフィー・資格証明書・サティフィケイト・合格通知 ■母子手帳・へその緒 ■レコード・CD

人物関係の相関図を作ろう 

自分史を書く上で「誰か」との関係性や、「誰か」との間に起こった出来事を、書き記すことは必須となるでしょう。そこで、その時代その時代において「自分を軸」とした人間関係の図を作ることをお勧めします。 幼少期、学生時代、社会人時代、家族、職場、部活など、時代や所属先で区切ると良いでしょう。その相関図から、色々な出来事を思い出すはずです。 

人物関係の相関図

④自分史用の年表を作ろう 

自分史を書き始める前に「自分年表」を作ってみましょう。まずは、自分の人生全体を俯瞰的に「パッと見て分かる」程度の簡単なものから作ってみて、そこから徐々に肉付けをしていきましょう。

時間軸に沿って、「どこで生まれて、どこの幼稚園に通った」というようなことから書き始めて、「新入社員として研修を受けた、営業部に配属となった、営業マニュアルの策定に取り組んだ、出世をして営業部長になった、役員になった、定年退職した」と客観的な事実を記入していきます。その過程で「恋愛、結婚、出産、マイホーム」などの家族との関わり合いが出てくるはずですので、そちらも行(列・欄)を別途作って記入していきましょう。

また、人生には必ず住居や勤務先といった生活拠点の変化があるはずですので、それらをまとめる行(列・欄)も作ります。「地元から都会に出るまで、就職して他県へ配属される、東京本社に栄転となる、首都圏にマイホームを購入する」などの区分で自分史を書くこともできますね。

これらを書き込んだら、その次に「集めていたベーゴマとメンコを親友のAちゃんに取られた、好きだったBさんに振られた、新商品開発チーム内で上司と意見が合わなかった、息子が家業を継いでくれなかった」など、その時代に起こった出来事を記載していきます。

そして、その出来事に対して「今のあなた」の感想と、「当時のあなた」がどう感じていたかをそれぞれ書き出していきます。「当時のあなた」の考えを見て、「今のあなた」はどう思うでしょう。ここに過去の自分との対話が生まれ、「あの時は、●●だったんだなぁ」と客観的に何か発見があるのではないでしょうか。 また、時代ごとに「運気度数」を折れ線グラフで表すのもオススメです。

⑤ エピソード・ノートを作ろう 

既述の「自分年表」に起こった出来事を記載する前後に、自分の喜怒哀楽にまつわるエピソードや、人間関係の相関図を見ていて思い出した出来事を書き留めるノートを作ることもオススメです。

図書館・歴史資料館を使おう 

日本には現在、公立図書館だけでも全国に3000館以上あるそうです。ご存知の通り、公立図書館は無料で利用することができて、その地区の地域史・地方史の所蔵が充実しています。

インターネット検索で、公立図書館に所蔵されている書籍を知ることもでき、窓口で司書さんに相談すれば、あなたが探したい本の類を一緒に探してくれることでしょう。「この本はこちらにはありませんが、市の北図書館にならばあります」などと提携先の図書館、または同市の他の図書館の情報を教えてくれることもあります。

また、自分が住んでいるエリアの歴史を深掘りして自分史に書きたい時は、近辺の歴史資料館へ足を運ぶと、思いがけない資料が手に入るかもしれません。

国土地理院の古地図から探る 

自分が住んでいた場所を題材に自分史を書く場合、その当時の古い地図を見ながら記憶を呼び戻すのもひとつの方法です。国土地理院のWEBサイトでは、昭和以降の地図であれば、大体の地区において閲覧が可能です。開発が進み区画整理されて様変わりしてしまった町の昔の景色もきっと思い出せるはずです。 

また、正規の地図ではなく、自分自身で自宅や通った学校、良く遊んだ公園などを軸にして手書きの地図を描いてみてください。もし可能であれば、その手書きの地図を持って、その土地に足を運んで歩いてみることをお勧めします。不思議と芋づる式に色々なことを思い出すことでしょう。 

まとめ 

いかがでしたでしょうか。この記事では、自分史作りを決意した方が、先ずは何を準備すれば良いかを記載しました。自分史を書き始める前に、是非とも参考にされてください。 

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