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そもそも「自分史」って何? その意義と魅力とは? 

近年、「自分史」や「終活」という言葉を良く聞くようになりました。「自分史の書き方」なる指南書も出版され、「自分史協会」的な枠組みづくりに力を入れる団体も目にします。しかし、興味はあるけど「自分史」をどうやって作ったら良いのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。 

この記事では、自分史とはどういうものなのか、自分史づくりのメリットや意義、その制作方法やポイントをご紹介します。 

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自分史とは何か? 

自分史は字の通り「自分が歩んできた半生」「自分の歴史」を文章や年表などにまとめたものです。 

1975年、民衆思想史に注力していた歴史学者・色川大吉氏が著書『ある昭和史 – 自分史の試み』で初めて「自分史」という言葉を用いたとされています。色川氏は「ごく普通の民衆の誰しもが、かけがえのない各々の歴史を持っている」とし、一般の人が真実を表現する行為が「自分史づくり」だと提唱しました。 

「自分史は誰が作ってもよい」ものであり、偉業を成し遂げた人や、功績をあげた経営者の自叙伝・自伝とは異なるのです。 

書店に並び、売上が求められる商業的な書籍とは違い、その時代に生きた「本当の自分の歴史や信念」をつづることができるのが、「自分史」と言えるでしょう。 

自分史制作サービスに携わっていると、「自分は、本(自分史)なんて残せるような人間ではない」という方にお会いすることもあります。しかし、誰しもがそれぞれにかけがえのない歴史を歩んできており、功績なんてなくても唯一無二のあなたの人生を自分史という形に残すことに意義があると思います。 

自分史づくりの意義

自己探求から未来導引
  • 過ぎた半生の意味づけ・受け入れ
  • 自己創造・ブランディング
  • 生き甲斐の再発見
  • 趣味の習熟
  • 将来・未来の選択
親族・家族へのメッセージ
  • 子孫への継承
  • 父母への贈り物
  • 自身のルーツ発見
  • 祖先への感謝
  • 家族として共に生きた証
社会貢献と文化発展
  • 民衆の史実
  • 戦争の歴史や災害記録
  • 地域文化への貢献
  • 日本人のアイデンティティを継承
  • ビジネスツール
  • 国会議事堂図書館への納本

自分史を作る利点は? 

自分史を作ることでどういったメリット(利点)があるのでしょうか。いくつか具体例をあげてみます。 

自分を客観的に見て、どういう人間かを再確認できる。 

記憶を振り返り過去の経験を書き表す作業をすることで、自分を客観視することができます。自分がどういう行動を選択し生きてきたのか、どういう信念や考えをもって物事に取り組んできたのか。それらを改めて解釈し、自分という人間がどういう人間なのかを再認識する機会となるのです。

仮に当時はとても辛かった経験でも、改めて見つめ直すと、その苦難を乗り越えたことがきっかけで、現在の自分があるといったことが見えてきたりします。 

過ぎ去った嫌な経験や出来事でも、半生を俯瞰してみると、あなたの人生を豊かにするための転機に過ぎなかったのかも知れません。この先も悲観的、否定的な解釈のまま生きるのではなく、自分史作りをきっかけに再解釈することで、ポジティブに将来へ進むことができるようになるのです。 

過去、自分自身で選択してきた事柄を再認識することで、自分の「強み・弱み」「価値観」「適性」などが分かります。 

本当にやりたかったことや、将来こうなりたいという願望が、自分自身が選択してきた歴史の中に隠されています。単に過去を振り返るのではなく、「なりたい自分」を明確化することが、自分史作りの醍醐味です。 

自分が生きたあかしを形にして残せる。 

あなたがどういう人間で、どういう人生を生きてきたのか、一番良く分かっているのは、あなた自身です。あなたがそれを残そうとしなければ、それは誰にも伝わらず消滅してしまいます。あなたの体験を自分史として残すことにより、親族・家族、そして子孫に伝わり受け継がれてゆくことでしょう。あなたからの一方的な伝承ではなく、子孫からすれば、「自身のルーツ」を知るきっかけにもなるのです。 

趣味や生き甲斐を再認識できる。 

半生を振り返ると、多忙な社会人生活の中で、いつの間にか止めてしまった学生時代の趣味、仕事には関係ないが得意だったこと、一時夢中になったことなど、過去に埋もれてしまったことが、記憶の中から掘り起こせるかもしれません。それらを再認識することで、将来の人生を豊かにすることができることでしょう。 

自分を認め、赦し、好きになる。 

改めて自分の半生を見つめ直すと、どのような選択や体験をしてきたのか、自分の長所や短所は何か、好きだったことや嫌いなことは何なのかを俯瞰することになります。 

「あれは大変だったけど、やり遂げたなぁ」「あの時は本当に辛かった」「あれを乗り越えたからこそ、今がある」「もう、あのことは水に流してもいいよね」など、再認識・解釈することで、自分を認め、赦し、そして好きになるきっかけになるのです。 

自分史の作り方 

自分史を作ろうと思っても、何から取り掛かれば良いか分からない。作り方そのものが分からない。という方もいらっしゃると思います。 

実際には自分史を作る際に、「このようにしなければならならい」というルールはありません。「自分史の在り方は自由」です。年表にまとめるだけでも、文章だけでも、書籍の形でも、ファイルに閉じただけでも何でも良いのです。あなたの人生を振り返って、あなたが書き残したいことを書いていく。それが自分史なのです。 

まずは「自分史」を作る目的を明確化する 

まず、自分史を作り始める上で、どのような作業が必要になるかと言うと、「自分史を作る目的や意味を明確にする」ことが大切です。 

一生を通して続けてきた仕事や人間関係から学んだことを、生きるための知恵として孫に伝えたいとか、過去の意味付けをすることにより将来の生き甲斐を見つけたい、などの理由を明確にしましょう。そうすることで実際に作成する際に軸がぶれずに作業を進めていくことができます。 

また目的を明確化する上で、「誰に読んで欲しい」のか対象も決めましょう。例えば、対象が10代の孫だった場合、難し過ぎる表現や漢字の使用を避けたり、対象が同業畑の人たちでなければ、専門用語は回避したりするなど、書き残し方も変わってきます。 

「年表」を作ろう 

自分史を作る目的が明確になったら、年表から作りましょう。生まれてから現在に至るまで、経歴や職歴、自分の記憶に印象深く残っていることを年代ごとに記します。印象深く残っていることは、自分自身の人生の転機となっていることが多いからです。 

一通り、自分の年表を書き記したら、今度は当時の世の中で起こった社会的問題や事件、流行と共に、自分がどのような行動をとったか、どう思ったかを書き記していきましょう。 

世の中で起こったことに対して、当時の自分の感情や考え、置かれた状況を思い出すことにより、その時代といかに「自分の人生が関与」していたかが明確になります。 自分史を記す上で、文章の量や上手い下手を気にする必要はありません。また、「この事柄を書くべきだろうか」と迷ったことでも、とりあえず一度は書き出しましょう。自由に思い出したことをつづり、後であなたが不要だと思うことは削除すれば良いのです。 

年表以外に、座右の銘や自分が好きなこと、これだけは許せないこと、また趣味や大切にしてきたことなども自由に書き出してみましょう。これらは「自分自身が心の拠りどころにしていること」であり、それらと過去の出来事との関係性を読み解くと自分自身が見えてきます。 

年表の形式に決まりや制限はありませんが、年月日、その時の自分の年齢や立場、自分史として起こった出来事と感じたこと、当時の流行や社会的事件を1行に書き込みましょう。 幼少時代、大学時代、新社会人時代、など人生の節目ごとに章を作り、分けていきましょう。 また、「仕事」「趣味」「家族」など、テーマごとに段を分けるのも見やすくなります。 

ダウンロードできる自分史用の年表記入シート(エクセル)をこちらに用意しておきますので、必要な方はご活用ください。

自分史の作り方は自由。業者へ外注もあり。 

既述の通り、自分史の在り方は自由です。年表だけでも立派な自分史ですし、動画で作ったり、写真やイラストを多用したりと、決まった形式はありません。 

形式が自由ということは、作り方も自由です。文章が苦手という方は業者に外注する方法もあります。業者によって価格は様々ですので、数社見積もりをとるのも良いでしょう。(全国の自分史制作サービス業者一覧はこちら) 

ただ、あなたと二人三脚で自分史を作っていくことになりますので、コストも大切ですが、「あなたと業者との相性」も大変重要となります。 文章が苦手な方は「お話し取材」で代筆してくれる制作業者のサービスもオススメです。 

自分で文章を書きあげたい方には、文章を書くコツをまとめた記事をこちらに用意していますので、是非ご参考ください。

まとめ 

自分を知り、長い人生を後悔なく、もっと戦略的・計画的に生きていくためのツールが自分史とも言えます。 人生100年と言われるようになった近年、自分史というもので過去を棚卸して、未来へ向かう準備をすることは非常に意義があるのではないでしょうか。書籍のような立派なものではなく、年表だけでも十分に気が付くことがあります。 

今後は人生に一度だけ「自分史」を作るのではなく、一人が何度か「自分史」を作る時代がくると弊社は考察しています。 

思い立ったが吉日。気軽な気持ちで自分史作りを始めてみませんか? 

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